【坂口憲二×夢の扉】「疲労」のメカニズムを解明！ノーベル賞級の大発見!! 2013/09/01

夢の扉＋

2013年09月01日

疲れの正体解明!?
驚きの“疲労回復”

ナレーション
坂口憲二

大阪市立大学　特認教授　医学博士
渡辺恭良（62歳）

渡辺先生の研究により、今まで分からなかった「疲労」のメカニズムと
その「疲労」を回復する物質が明らかになりました！

【「疲労」のメカニズムをついに解明！疲労の原因は『活性酸素』】

乳酸には壊れた筋肉を修復し、
疲労を回復させる効果があった!!

疲労の原因 ＝ 乳酸

という　今までの常識が覆されました！

国家プロジェクトで30億という莫大な予算をかけ、
100種類に及ぶ物質をひとつひとつ分析

６年の歳月をかけて突き止めた疲労の原因は、
老化と関わりの深い物質

『活性酸素』

エネルギーを作る際に発生する副産物

人は食べ物と酸素からエネルギーを作りますが、
身体に入った酸素の内、数パーセントが『活性酸素』になります。

この『活性酸素』は、体内の細菌を退治してくれますが、
その一方で、人間がオーバーワークになると大量に増え、

正常な細胞も傷つけてしまいます！

「疲労」は、

この傷ついた細胞が、修復されないまま蓄積されている状態

男性の疲労のピークは、40〜50代

過労から生じる病気や過労死を何とかしたいと研究を続けた渡辺先生は、
こうして「疲労」の原因は乳酸という説を覆し、
『活性酸素』による「疲労のメカニズム」を解明！

その成果に世界中が驚きました。

なぜなら疲労は、体の異常を訴える
『三大アラーム』（痛み・発熱・疲労）のうち、

唯一解明されていなかったメカニズム

痛みの原因
ヨーロッパの学者　ロジェ・ギルマンと
アンドリュー・シャーリーが解明し、
1997年にノーベル賞を受賞

発熱の原因
イギリス人学者　ジョン・ベインが解明し、
1982年にノーベル賞を受賞

残る「疲労」のメカニズムを解明した渡辺先生を
是非ノーベル賞候補に！…という声もあるそうです!!

【ニッポンを“疲労という病”から救う】

過労死の労災認定者数は、年間約120人

しかし、実際に過労が引き金になり、
命を落とす人は数万人とも言われているそうです。

“karoushi”という言葉は今や世界共通語となってしまっているという
不名誉な事態に…

1999年、国は国家予算を投じ、本格的に疲労の研究をスタート
25の大学と研究機関が集まるプロジェクトチームのリーダーに抜擢されたのが、渡辺先生でした。

しかし、周りの研究者からは、
「疲れは休めば治る」
「病気でもないのに疲労を研究する意味はあるのか」

と懐疑的な視線を浴びせられました。

そんな周囲を認めさせるには、明確な研究成果を出すしかありませんでした。

 
そして、判明した疲労回復物質

続き　≫　断トツの効果を誇る疲労回復物質『イミダペプチド』と

『イミダペプチド』を多く含む食材